Sansanの年収は平均780万円?推移と職種別レンジを解説
Sansan(サンサン)の平均年収は780万円
Sansan株式会社の2025年5月期有価証券報告書によると、平均年間給与は780万円、平均年齢は31.7歳です。名刺管理SaaS「Sansan」や請求書受領SaaS「Bill One」を展開する東京証券取引所プライム市場上場企業(証券コード4443)で、国内SaaS企業の中でも高い報酬水準に位置します。
平均年齢31.7歳という比較的若い組織でこの水準に到達している点が特徴です。ただし有報の平均年間給与は全社員の平均値であり、個人の年収を保証するものではありません。
平均年収の推移(過去4期)
Sansanの平均年収は右肩上がりで推移しています。2022年5月期の666万円から2025年5月期の780万円へ、3年間で約17%上昇しました。1年あたり約38万円のペースで増加しています。
- 2022年5月期:666万円
- 2023年5月期:706万円
- 2024年5月期:752万円
- 2025年5月期:780万円(平均年齢31.7歳)
競合SaaS企業との比較
上場SaaS企業の平均年収と比べると、Sansanは上位に位置します。企業規模や平均年齢、職種構成が異なるため単純比較はできませんが、参考値として整理します。
- Sansan:約780万円(名刺管理・営業DX)
- freee:約716万円(クラウド会計)
- マネーフォワード:約711万円(フィンテック・SaaS)
- ラクス:約620万円(クラウドサービス)
職種別の想定年収レンジ
Sansanのキャリア採用ページでは、職種ごとに想定年収が掲載されています。あくまで応募時の目安であり、経験・スキル・グレードによって実際の提示額は変動します。
- フィールドセールス(Sansan事業/Bill One事業):560万〜850万円
- カスタマーサクセス:560万〜800万円
- マーケティング:600万〜850万円
- バックエンド/フロントエンド/モバイルエンジニア:600万〜900万円
- データエンジニア:650万〜950万円
給与制度と年収アップのポイント
給与は月給制で、30時間分の固定残業代が含まれる仕組みです。賞与は年間月給2ヶ月分が標準とされ、業績や個人評価に応じて変動します。
グレード昇格が昇給の最大のドライバーとされ、成果を出した社員には年齢に関わらず報酬が還元される設計です。360度評価を導入し、多角的な視点で評価する仕組みを採っています。また2024年4月には新卒初任給を年収560万円(月給40万円)に引き上げており、全社的な報酬水準の底上げが進んでいます。
日本の平均年収と比べると
厚生労働省の令和7年(2025年)賃金構造基本統計調査によると、一般労働者(男女計)の所定内給与は月額340.6千円で、賞与込みの年収換算ではおおむね490万円前後が目安になります。Sansanの平均780万円はこれを大きく上回る水準です。
産業別では「情報通信業」の所定内給与は月額406千円(年収換算で約585万円)で、Sansanは同産業の中でも上位に位置します。また帝国データバンクの調査では、2025年度決算期の上場企業平均年間給与は692.6万円、中央値は661.6万円でした。Sansanの780万円は上場企業平均をも上回ります。
注意しておきたい点
Sansanの平均年収780万円は有価証券報告書ベースの全社平均であり、職種・グレード・評価によって個人の年収は大きく異なります。応募時の想定年収レンジも経験やスキルに応じて決定されるため、提示額を保証するものではありません。
「Sansan 年収 やばい」といった検索が見られますが、公表資料を確認する限り報酬水準が低いと評価できる根拠は見当たらず、国内SaaSの中では上位レンジに位置する企業といえます。労働環境や働き方の実態は別途確認することをおすすめします。
この記事のポイント
- Sansanの平均年収は2025年5月期で780万円(平均年齢31.7歳)
- 2022年5月期666万円から3年間で約17%上昇と増加傾向
- 職種別の想定年収はおおむね560万〜950万円のレンジ
- 新卒初任給は年収560万円(月給40万円)に引き上げ
- 有報の平均は全社平均であり個人の年収を保証するものではない