24歳の平均年収はいくら?20代前半の賃金データを解説
結論:24歳の平均年収はおおむね300万〜400万円台が目安
厚生労働省「令和7年(2025年)賃金構造基本統計調査」によると、20〜24歳の一般労働者の所定内給与は男女計で月242.8千円です。これは6月分として支払われた所定内給与(残業代などを除く、税・社会保険料控除前)の平均で、単純に12か月分に換算すると約291万円になります。
実際の年収には賞与・期末手当などが加わるため、賞与込みの年収はおおむね300万〜400万円台のレンジに収まるケースが多いとみられます。24歳は区分の上限にあたるため、20〜24歳の平均よりやや高めに出る可能性がありますが、勤続年数や職種、業種によって差が大きい点には注意が必要です。
- 20〜24歳・男女計の所定内給与:月242.8千円(前年比4.4%増)
- 同・男性:月245.7千円/女性:月239.6千円
- 12か月換算で約291万円、賞与込みでは300万〜400万円台が目安レンジ
20〜24歳の賃金データを出典から確認
同調査の年齢階級別賃金(一般労働者)では、20〜24歳は男女計242.8千円、25〜29歳は279.4千円、30〜34歳は312.3千円と、20代を通じて段階的に上昇します。20〜24歳の賃金を100とした場合、25〜29歳は115.1、30〜34歳は128.6となり、25歳以降に伸びが本格化する形です。
なお同調査の「賃金」は、残業代や深夜・休日手当などの超過労働給与額を除いた所定内給与額の平均です。年収を語る場合は賞与を含めた総支給額で見る必要があり、月給をそのまま12倍した金額とは一致しません。
- 20〜24歳:242.8千円(20〜24歳=100)
- 25〜29歳:279.4千円(同115.1)
- 30〜34歳:312.3千円(同128.6)
- 全労働者平均(男女計)は340.6千円
学歴・性別で見た24歳前後の年収差
20〜24歳の学歴別賃金(男女計)は、高校卒225.2千円、専門学校卒238.4千円、高専・短大卒243.3千円、大学卒263.9千円、大学院卒298.8千円です。大卒は高校卒より月あたり約38.7千円高く、年収換算では数十万円の差になり得ます。
性別では、20〜24歳は男性245.7千円・女性239.6千円と差は比較的小さいものの、年齢が上がるにつれて差が広がる傾向があります(全労働者の男女間賃金格差は男=100で76.6)。24歳時点の金額だけで長期的な年収を判断しないほうが安全です。
- 高校卒:月225.2千円/大学卒:月263.9千円(20〜24歳・男女計)
- 大学院卒は月298.8千円
- 全労働者の男女間賃金格差は男=100で76.6
手取りの目安は額面のおよそ75〜80%
年収300万円台前半の場合、所得税・住民税と社会保険料を差し引いた手取りはおおむね額面の75〜80%程度が目安です。たとえば額面年収320万円なら手取りは約240万〜255万円、月あたり約20万円前後になります。
奨学金返済や家賃、住民税の課税状況によって手取りの体感は変わります。正確な金額は勤務先の給与明細や自治体の税額決定通知で確認してください。
- 額面年収300万円 → 手取り約225万〜240万円が目安
- 額面年収350万円 → 手取り約260万〜280万円が目安
- 賞与の有無・支給月数で年間の手取りは大きく変動する
業種・職種によって変わる若手の年収
同調査の産業別賃金(全労働者・男女計)では、電気・ガス・熱供給・水道業が444.0千円、学術研究・専門・技術サービス業が440.3千円と高く、宿泊業・飲食サービス業は277.2千円と最も低くなっています。24歳でも業種の違いは年収差に表れやすいです。
ただしこれらは全年代を含む産業平均であり、若手だけの数値ではありません。同じ業種でも職種・企業規模・勤務地で条件は変わるため、あくまで参考レンジとして捉えるのが妥当です。
- 高めの産業例:電気・ガス・熱供給・水道業(444.0千円)、学術研究・専門・技術サービス業(440.3千円)
- 低めの産業例:宿泊業・飲食サービス業(277.2千円)
- 情報通信業は406.0千円で、職種・スキル差が大きい
24歳から年収を上げるための考え方
20代前半は、賃金カーブの立ち上がりにあたる時期です。厚労省データでも20〜24歳から30〜34歳にかけて賃金は大きく伸びており、経験や役職、専門スキルの獲得が年収に反映されやすい段階といえます。
転職を考える場合も、目先の月給だけでなく、賞与・各種手当・残業の実態・昇給の仕組みまで含めて比較することが重要です。提示額の保証や将来の年収を断定する情報には注意し、一次情報で確認しましょう。
- 20代は経験年数に応じて賃金が上がりやすい時期
- 転職時は月給・賞与・手当・昇給制度をセットで比較する
- 資格取得や専門スキルは産業・職種の選択肢を広げる
この記事のポイント
- 20〜24歳の所定内給与は男女計で月242.8千円(2025年・厚労省調査)
- 12か月換算で約291万円、賞与込みでは300万〜400万円台が目安レンジ
- 学歴別では高校卒225.2千円・大学卒263.9千円(20〜24歳・男女計)
- 産業別の平均は電気・ガス・水道や専門・技術サービスが高め、宿泊・飲食は低め
- 手取りは額面のおよそ75〜80%が目安。正確な額は勤務先や自治体の通知で確認を