薬剤師の年収はいくら?平均年収・経験年数別・手取り目安
薬剤師の年収はどのくらい?最新統計から見る平均
薬剤師の年収は、勤務先や経験年数、地域によって幅があります。厚生労働省の「令和7(2025)年賃金構造基本統計調査」速報では、一般労働者全体の月額賃金(所定内給与)は34万600円、年収換算で約490万円が一つの目安です(mhlw.go.jp)。薬剤師は医療・福祉分野の専門職で、全体平均より高い水準になりやすい職種です。
薬剤師全体の平均年収は約600万円前後
令和6年賃金構造基本統計調査(企業規模10人以上)によると、薬剤師全体の月給(きまって支給する現金給与額)は43万800円、年間賞与等は82万3,600円で、年収に換算すると約599万3,200円(約599万円)です(relax-job.com)。
ただし、これはあくまで平均値であり、実際の年収は勤務先や地域、役職などで変わります。2025年速報では薬剤師の職種小分類別データは速報段階では確認できないため、詳細は今後の二次集計を待つ必要があります(e-stat.go.jp)。
経験年数別の年収レンジ
経験年数別の年収目安は以下のとおりです。0年目は約409万円、15年以上では約647万円まで上がる傾向があります(relax-job.com)。
| 経験年数 | 月給 | 年間賞与等 | 年収目安 |
|---|---|---|---|
| 0年 | 32万7,800円 | 15万7,400円 | 約409万円 |
| 1~4年 | 35万1,200円 | 71万9,000円 | 約493万円 |
| 5~9年 | 39万3,100円 | 82万8,300円 | 約554万円 |
| 10~14年 | 42万1,400円 | 94万600円 | 約599万円 |
| 15年~ | 45万8,800円 | 96万4,900円 | 約647万円 |
初任給・若手の年収は約390万円台
20~24歳・経験年数0年のデータでは、月給32万1,500円、賞与1万1,400円で、年収約386万9,400円(約387万円)です(relax-job.com)。初年度は賞与が少ないため、年収は400万円弱にとどまりやすいですが、月給は30万円を超えており、他職種と比べて高水準です。
病院薬剤師の求人では、月給25万~26万円前後、資格手当や地域手当、夜勤手当などを含めると月30万円ほどになるケースもあります(relax-job.com)。
勤務先別の年収イメージ
勤務先によって年収レンジは異なります。公的統計では薬剤師を一括りにした平均値しか把握しにくいため、以下は求人情報などで見られる一般的な傾向です。
- 調剤薬局:年収450万~600万円前後。大手チェーンや管理薬剤師では600万円台も。
- ドラッグストア:年収450万~600万円前後。店舗管理職で上がる傾向。
- 病院・クリニック:年収400万~550万円前後。夜勤・当直手当で変動。
- 製薬企業・研究職:年収600万~900万円前後。職種・役職による差が大きい。
ただし、これらはあくまで目安であり、地域や企業規模、個人のスキルによって大きく変わります。
年収を左右する要因
- 経験年数・勤続年数:長くなるほど基本給が上がりやすい。
- 勤務先の業態・規模:大手企業や専門性の高い職場ほど高め。
- 地域:都市部は手当が厚い一方、生活費も高い。
- 資格・専門認定:認定薬剤師、専門薬剤師などの資格が加点要因に。
- 役職:管理薬剤師、店長、本部職などで役職手当が付く。
- 夜勤・休日勤務:病院や24時間対応薬局では手当が加算される。
手取りの目安
年収600万円の場合、社会保険料や税金を差し引いた手取りはおおむね460万~480万円前後が目安です。年収400万円台では手取り300万~320万円台、年収500万円台では手取り380万~400万円台になることが多いです。家族構成や控除によって変わるため、あくまで概算として考えてください。
注意点
賃金構造基本統計調査は平均値であり、すべての薬剤師が同じ年収になるわけではありません。2025年速報の一般労働者全体の月額は34万600円(前年比3.1%増)で、男女間賃金格差(男=100)は76.6と過去最も縮小していますが、薬剤師個別の2025年数値は二次集計の公表を確認する必要があります(mhlw.go.jp)。
この記事のポイント
- 薬剤師全体の平均年収は約600万円前後(令和6年調査)。
- 経験年数別では約409万円(0年)~約647万円(15年以上)。
- 初任給近い若手は年収約387万円。病院求人は月給25万~26万円前後も。
- 勤務先・地域・役職・手当で年収は大きく変動する。
- 2025年速報の一般労働者全体は月額34万600円、年収約490万円が目安。