納棺師の給料・年収はいくら?平均月給と手取りの目安を解説
納棺師の給料はいくら?平均月給と年収の目安
納棺師(おくりびと・湯灌師とも呼ばれます)の給料は、一般に月給25万〜26万円前後、年収にして300万〜400万円が目安とされています。葬儀関連の情報サイトでは、納棺師・湯灌師の月給を約26万円、年間賞与や各種手当を約45万円程度と紹介しており、これを単純に年収換算すると300万円台後半になります。
ただし、これはあくまで一例として示された目安であり、勤務先の規模や地域、経験年数によって実際の金額は変わります。同じ「納棺師」という仕事でも、大手葬儀社の正社員なのか、納棺専門業者や業務委託なのかで収入の作り方が異なる点には注意が必要です。
- 月給の目安:25万〜26万円前後(初任給は20万円前後から始まる例も)
- 年収の目安:300万〜400万円
- 賞与・手当:年間45万円程度が支給される例がある
- ベテラン・役職者:年収500万円を超えるケースもあるとされる
経験年数・役職別に見た年収レンジ
納棺師の収入は、経験を積んで技術や対応力が評価されるほど上がりやすい傾向があります。ただし、明確な年功序列の給与表がある職場ばかりではないため、以下のレンジはあくまで一般的な目安として捉えてください。
独立して納棺専門の事業を行う場合は、実力や集客次第で収入の上限が変わります。一方で、仕事が安定して入るとは限らず、収入が変動しやすいという側面もあります。
- 未経験・見習い:年収250万〜320万円程度
- 経験3〜5年:年収300万〜400万円程度
- 経験10年以上・主任クラス:年収400万〜500万円程度
- 役職者・独立:年収500万円以上を目指せる可能性がある
給料に影響する4つの要因
納棺師の給料は、同じ職種でも条件によって差が出ます。求人票や面接時に、基本給だけでなく手当や賞与、雇用形態まで確認しておくとミスマッチを防げます。
特に夜間対応や休日勤務が多い職場では、各種手当が収入を押し上げる一方、生活リズムが不規則になりやすい点も理解しておきましょう。
- 勤務先の規模:大手葬儀社は福利厚生や退職金制度が整っていることが多い
- 地域差:都市部は高め、地方はやや低めになる傾向
- 雇用形態:正社員・契約社員・業務委託で収入の構造が異なる
- 手当の有無:夜間手当、休日手当、資格手当、湯灌手当など
手取りはどのくらいになる?
年収300万〜400万円の場合、社会保険料や税金を差し引いた手取りは、おおむね年収の75〜80%程度が目安になります。年収350万円であれば、手取りは年間260万〜280万円前後、月あたり20万〜23万円程度という計算です。
ただし、雇用形態が業務委託の場合は源泉徴収や国民健康保険・国民年金を自分で納める必要があり、同じ額面でも手取りの感覚が変わります。給与明細や契約条件を必ず確認してください。
- 年収300万円:手取りの目安は年間約230万〜240万円
- 年収350万円:手取りの目安は年間約260万〜280万円
- 年収400万円:手取りの目安は年間約300万〜320万円
- 業務委託は税金・保険料を自分で支払う点に注意
公的統計に「納棺師」の区分はある?
厚生労働省の賃金構造基本統計調査は、職種(小分類)別の賃金を公表していますが、納棺師や湯灌師という独立した職種区分は設けられていません。そのため、納棺師だけを対象にした全国平均の公的データは確認できませんでした。
参考として、令和7年(2025年)賃金構造基本統計調査の一般労働者(男女計)の所定内給与額は月34万600円で、単純に年収換算すると約490万円です。これは全産業・全職種の平均であり、納棺師の水準とは性質が異なる点に注意してください。
- 納棺師は賃金構造基本統計調査の職種小分類に独立区分がない
- 公的統計の全体平均は納棺師の実態を示すものではない
- 民間の葬儀関連メディアの数値が主な参考情報となる
- 統計の調査年・集計方法により数値が異なる
納棺師の給料を上げるための考え方
納棺師として収入を上げる方法は、大きく分けて「勤務先での評価を高める」「条件の良い職場へ移る」「独立する」の3つです。技術だけでなく、遺族対応や後輩指導、業務の効率化など、組織に貢献できる領域を広げると評価につながりやすくなります。
独立は収入の上限が広がる一方、集客や経費管理の負担が増えます。まずは勤務先で経験を積み、湯灌やエンゼルメイクなどの技術を磨いたうえで判断するのが現実的です。
- 資格・技術を磨いて専門性を高める
- 大手葬儀社や待遇の良い求人を比較する
- 夜間・休日対応など手当の付く働き方を検討する
- 独立は実績と資金計画を整えてから判断する
この記事のポイント
- 納棺師の給料は月給25万〜26万円前後、年収300万〜400万円が目安
- ベテランや役職者は年収500万円を超えるケースもあるとされる
- 手取りは年収の75〜80%程度が目安(業務委託は負担が異なる)
- 勤務先の規模・地域・雇用形態・手当で収入差が大きい
- 公的統計に納棺師の独立区分はなく、民間情報が主な参考値
- 収入を上げるには技術向上・職場選び・独立の3つの選択肢がある