男性の平均年収はいくら?2025年最新データを年齢・学歴別に解説
男性の平均年収は約540万円(2025年調査)
厚生労働省「令和7(2025)年賃金構造基本統計調査」によると、一般労働者(短時間労働者以外の常用労働者)の男性の所定内給与額は月額37万3,400円で、前年比2.8%増でした。これを単純に12か月分に換算すると約448万円、これに賞与・期末手当等を加えた年収ベースではおおむね500万〜580万円、中央値付近では約540万円前後が一つの目安になります。
同じ調査の男女計は月額34万600円(年収換算約490万円)、女性は月額28万5,900円(同約410万円)です。男性は女性より月額で約8万7,500円高く、男女間賃金格差(男性=100)は76.6と、比較可能な1976年以降で最も縮小しました。ただし依然として差は残っています。
- 男性(一般労働者)月額:37万3,400円/年収換算:約500万〜580万円
- 男女計 月額:34万600円/年収換算:約490万円前後
- 女性 月額:28万5,900円/年収換算:約410万円前後
- 平均年齢45.2歳・平均勤続年数14.2年(男性)
年齢別にみる男性の賃金カーブ
男性は20代で低く、40代以降に大きく伸び、55〜59歳でピークを迎えるのが特徴です。55〜59歳の月額は44万5,600円で、20〜24歳の賃金を100とすると181.4まで上昇します。60歳以降は減少に転じ、60〜64歳で35万8,500円、65〜69歳で30万4,300円となります。
つまり「男性の平均年収」は年齢によって大きく異なり、20代では300万円台、40〜50代では500万〜650万円台、60代以降は400万円前後というレンジで捉えると実態に近くなります。
- 20代:おおむね300万〜400万円台
- 30代:おおむね400万〜500万円台
- 40〜50代:おおむね500万〜650万円台(55〜59歳がピーク)
- 60代以降:おおむね350万〜450万円前後
学歴別・産業別・企業規模別の違い
学歴別(男女計)では、高校卒29万7,200円、専門学校卒31万3,700円、高専・短大卒32万1,200円、大学卒39万6,300円、大学院卒51万7,400円となっています。男性に限ると高校卒32万1,700円、大学卒42万9,600円で、学歴による差は年収換算で100万円以上に広がることもあります。
産業別(男女計)では「電気・ガス・熱供給・水道業」が44万4,000円で最も高く、次いで「学術研究,専門・技術サービス業」44万300円、「宿泊業,飲食サービス業」27万7,200円が最も低い結果です。企業規模別では大企業38万5,100円、中企業32万6,200円、小企業30万5,600円と、規模による格差も明確です。
- 高収入帯の産業:電気・ガス・熱供給・水道(年収換算約640万円)、学術研究・専門・技術サービス(同約635万円)、金融・保険(同約630万円)
- 低めの産業:宿泊業・飲食サービス業(年収換算約400万円前後)
- 企業規模:大企業は小企業より月額で約8万円高い
平均年収540万円の手取りはどのくらい?
年収540万円の場合、社会保険料や所得税・住民税を差し引いた手取りは、独身・扶養なしのケースでおおむね420万〜435万円程度(月あたり約35万円)が目安です。家族構成や自治体、各種控除の有無で変動するため、あくまで概算として捉えてください。
手取りを増やしたい場合は、iDeCoやふるさと納税などの制度活用、住民税の確認、昇給・転職による年収アップを組み合わせて検討するのが現実的です。
- 年収540万円 → 手取りの目安は約420万〜435万円
- 月あたり手取りは約35万円前後
- 控除・家族構成により数十万円単位で変動する
平均値を見るときの注意点
この調査の「賃金」は、2025年6月分として支払われた所定内給与額(残業代などの超過労働給与を除く、税・社会保険料控除前)の平均です。賞与を含めた実際の年収とは定義が異なるため、本記事の年収換算値はあくまで概算レンジとして扱ってください。
また、平均値は一部の高所得者に引っ張られやすく、実際の中央値は平均より低くなる傾向があります。自分の位置を確認するときは、平均値だけでなく年齢・勤続年数・学歴・産業・企業規模を合わせて見ることが重要です。
- 調査の賃金は「所定内給与」であり、賞与・残業代は別枠
- 平均値は高所得者に影響されやすく、中央値はより低い
- 比較するときは年齢・勤続・学歴・産業・規模を揃える
この記事のポイント
- 2025年調査の男性一般労働者の月額は37万3,400円、年収換算は約500万〜580万円(目安約540万円)
- 男性の賃金は55〜59歳でピーク(月額44万5,600円)を迎え、60代で下降する
- 学歴・産業・企業規模で差が大きく、年収換算で100万円以上開くこともある
- 年収540万円の手取りは約420万〜435万円が目安
- 平均値は賞与や残業代を含まない点、中央値は平均より低い点に注意