獣医の年収はいくら?平均681万円推計と勤務先別レンジを解説

キーワード: 獣医 年収

獣医の年収はどのくらい?まず結論

獣医の年収は、働き方によって差が大きく、勤務獣医でおおむね400万〜600万円、開業獣医や専門領域では700万〜1,000万円以上を目指せるケースもあります。

厚生労働省の賃金構造基本統計調査では職種「獣医師」の数値がサンプル不足などの理由で公表されておらず(表では「-」)、民間サイトが同統計を加工して約681万円という推計を出しています。公的な平均値が確認できない点には注意が必要です。

  • 新卒〜若手の勤務獣医:年収300万〜450万円前後
  • 中堅の勤務獣医(経験5〜10年):年収450万〜600万円前後
  • 開業獣医・専門医・院長クラス:年収700万〜1,000万円以上も
  • 公務員獣医(都道府県・市町村):年収400万〜600万円前後が目安

公的統計からわかること・わからないこと

厚労省の令和7年(2025年)賃金構造基本統計調査では、一般労働者(男女計)の所定内給与が月34万600円、前年比3.1%増となりました。年収に換算すると賞与込みでおよそ490万円前後の水準です。

一方、職種別の表では「1123 獣医師」はサンプルサイズが基準を満たさず「-」と表示されており、獣医師単独の全国平均は公表されていません。そのため、獣医の年収は民間の推計値や求人情報、業界団体の調査を組み合わせて見る必要があります。

  • 一般労働者・男女計:月34.06万円(年収換算で約490万円前後)
  • 大学卒:月39.63万円(年収換算で約570万円前後)
  • 学術研究・専門・技術サービス業:月44.03万円(年収換算で約635万円前後)
  • 獣医師の職種別公表値:サンプル不足等により「-」

勤務先・働き方別の年収レンジ

獣医の主な働き方は、動物病院勤務、開業(院長・共同経営)、公務員、製薬・食品・畜産関連企業などです。それぞれ収入の仕組みが異なります。

動物病院勤務は給与体系が安定している一方で、開業は売上に連動して収入の上限が高くなります。ただし開業には設備投資や経営リスクが伴います。

  • 小動物臨床(ペット):年収350万〜700万円、院長・オーナーはさらに上振れ
  • 産業動物(牛・豚など):年収400万〜650万円前後、地域差が大きい
  • 公務獣医(家畜保健衛生所・保健所):年収400万〜600万円前後、賞与・手当が安定
  • 製薬・食品・飼料メーカー:年収500万〜800万円前後、研究・品質管理職
  • 大学・研究機関:年収400万〜700万円前後、職位により変動

年齢・経験年数別の年収目安

獣医は資格職のため、経験を積むほど専門性が評価されやすくなります。ただし勤務先の規模や地域によって同じ経験年数でも差が出ます。

以下は一般的な目安であり、断定できるものではありません。求人票や面接での条件確認が重要です。

  • 20代前半(新卒〜3年目):年収300万〜420万円前後
  • 20代後半〜30代前半:年収400万〜550万円前後
  • 30代後半〜40代:年収500万〜700万円前後
  • 院長・専門医・経営関与:年収700万〜1,000万円以上も

手取りはいくらになる?

年収から所得税・住民税・社会保険料が差し引かれた手取りは、おおむね年収の75〜85%が目安です。年収500万円なら手取りは約380万〜420万円前後、年収700万円なら約520万〜580万円前後が目安になります。

実際の手取りは扶養家族の有無、居住地の住民税、社会保険の加入状況で変わります。

  • 年収400万円:手取り約310万〜340万円前後
  • 年収500万円:手取り約380万〜420万円前後
  • 年収600万円:手取り約450万〜500万円前後
  • 年収700万円:手取り約520万〜580万円前後

獣医が年収を上げるためのポイント

年収を上げる方法は、専門性を高める、勤務先を選び直す、開業や経営に関与する、の大きく3つです。

特に外科・腫瘍・救急・麻酔など専門領域のスキルは報酬に反映されやすい傾向があります。また、都市部の大規模病院やグループ病院では給与体系が整っている場合もあります。

  • 専門医資格や学会認定を取得して希少性を高める
  • 歩合・インセンティブのある求人を比較する
  • 院長・副院長など管理職を目指す
  • 開業や複数院の経営に関与する
  • 公務・企業など安定した雇用先も視野に入れる

この記事のポイント

  • 獣医の年収は公的統計で単独公表されておらず、民間推計では約681万円とされる
  • 勤務獣医は400万〜600万円前後、開業・専門医は700万〜1,000万円以上も
  • 新卒は300万〜420万円前後が目安で、経験と専門性で上昇しやすい
  • 手取りは年収の75〜85%が目安
  • 年収は勤務先・地域・専門領域で大きく変わるため、求人票と条件確認が重要

参考情報

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