教授の年収はいくら?平均1083万円の内訳と手取り・地域差
教授の年収の目安は約1083万円
大学教授(高専を含む)の年収の目安は約1083万円、平均月給(残業代を除く所定内給与)は66.5万円とされています。これは2025年6月分の公的統計をもとにした算出値で、115職種中2位という高水準です。
月給66.5万円を単純に12か月分とすると約798万円ですが、年収の目安には賞与が含まれるため1000万円台に乗ります。教授は役職や勤続年数、大学の設置形態によって幅が大きい点には注意が必要です。
- 年収の目安:約1083万円
- 平均月給(所定内給与):66.5万円
- 職種別順位:115職種中2位
- 時給換算の目安:約4130円(月161時間で算出した参考値)
月給の中央値と分布|平均とほぼ同じ水準
全国の大学教授の所定内給与は中央値が65.7万円で、平均の66.5万円とほぼ同じ水準です。平均と中央値が近いため、一部の高額層だけで平均が吊り上がっているわけではないと考えられます。
ただし下位10%は49.7万円以下、上位10%は83.7万円以上と、同じ「教授」でも差は小さくありません。最も人数が多いのは月給60.0万〜70.0万円の層で、全体の32.2%を占めています。
- 中央値:65.7万円
- 下位10%:49.7万円以下
- 真ん中の半分(第1〜第3四分位):57.7万〜74.8万円
- 上位10%:83.7万円以上
- 最も人が集まる層:60.0万〜70.0万円(全体の32.2%)
都道府県別の違い|京都府・愛知県が高め
月給は都道府県によって53.7万円から京都府の73.9万円まで幅があります。大学の立地や大規模法人の分布が影響しているとみられますが、統計上の推計労働者数が少ない県は順位に含まれていない点に留意してください。
物価の地域差を考慮した順位では愛知県が1位、京都府が2位となっており、額面の高さと暮らしやすさは必ずしも一致しません。
- 京都府:月給73.9万円・年収の目安1245万円
- 愛知県:月給72.8万円・年収の目安1217万円
- 神奈川県:月給72.4万円・年収の目安1228万円
- 東京都:月給71.7万円・年収の目安1170万円
- 兵庫県:月給71.7万円・年収の目安1176万円
- 福岡県:月給65.6万円・年収の目安1088万円
男女別・企業規模別の差
男女別の中央値は男性66.9万円、女性60.7万円で、女性は男性の90.7%にあたります。この差には年齢・勤続年数・役職・労働時間の違いが含まれており、単純に同一条件の賃金差を示すものではありません。
企業規模別では1,000人以上の中央値が68.3万円、10〜99人では55.3万円と13.0万円の差があります。大規模法人ほど給与体系が厚い傾向がうかがえます。
- 男性の中央値:66.9万円
- 女性の中央値:60.7万円(男性の90.7%)
- 1,000人以上:中央値68.3万円
- 100〜999人:中央値61.1万円
- 10〜99人:中央値55.3万円
手取りの目安|月給66.5万円でおおむね50万円前後
月給66.5万円の場合、社会保険料や税金を差し引いた手取りはおおむね50万円前後が目安です。都道府県別の試算では京都府54.1万円、東京都52.7万円、福岡県48.5万円などとなっています。
年収1000万円台の手取り額は、扶養の有無・年齢・自治体の税率・各種控除で大きく変わります。当サイトでは世帯構成や勤務先の保険料率を反映した一律の手取り年収は示していないため、詳細は個別の条件で確認してください。
- 月給66.5万円の手取り目安:約49万〜54万円
- 独身・扶養なし・40歳未満の会社員を前提とした概算
- 年収ベースの手取りは控除や家族構成で変動するため断定できない
他の職種・学歴と比べるとどうか
厚生労働省の2025年賃金構造基本統計調査によると、一般労働者(男女計)の所定内給与は34.06万円、大学院卒は51.74万円、産業別では「学術研究,専門・技術サービス業」が44.03万円です。教授の月給66.5万円はこれらを大きく上回ります。
ただし教授の統計は企業規模10人以上の一般労働者が対象で、非常勤講師や任期付き教員などは条件が異なります。同じ「大学教員」でも職位(講師・准教授・教授)で水準は変わります。
- 一般労働者・男女計:月給34.06万円(年収換算の目安約490万円)
- 大学院卒:月給51.74万円(同約570万円相当の学歴別水準)
- 学術研究・専門・技術サービス業:月給44.03万円
- 大学教授:月給66.5万円・年収の目安約1083万円
教授の年収を読むときの注意点
国立・公立・私立で給与体系が異なり、私立は学校法人ごとの規程に左右されます。また教授個人の年収は、役職手当・研究費・外部資金・非常勤収入など統計に表れにくい要素でも変わります。
公表されている数値はあくまで平均・中央値であり、特定の個人の年収を保証するものではありません。自分の条件に近い値を知りたい場合は、設置形態・地域・職位・勤続年数をそろえて比較するのが現実的です。
- 国公私立・分野・職位で年収レンジは大きく異なる
- 統計は一般労働者(短時間労働者を除く)が対象
- 平均値は個人の年収を保証するものではない
- 不明な部分は推測せず、公的統計の範囲で判断する
この記事のポイント
- 大学教授の年収の目安は約1083万円、平均月給は66.5万円
- 月給の中央値は65.7万円で、下位10%は49.7万円以下・上位10%は83.7万円以上
- 都道府県では京都府73.9万円、愛知県72.8万円が高め、福岡県65.6万円など地域差がある
- 男性の中央値66.9万円に対し女性は60.7万円、企業規模でも13万円程度の差
- 月給66.5万円の手取りはおおむね50万円前後だが、年収ベースは条件により変動する