年収別の税金と手取りを2026年版で徹底解説
年収別の税金と手取りの基本
日本の給与所得者は、所得税、住民税、社会保険料を負担します。所得税は超過累進課税が採用されており、年収が上がるほど高い税率が適用されます。ここでは年収別の税金と手取りの目安をまとめます。
厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、2025年の一般労働者(男女計)の平均年収は約490万円です。国税庁の民間給与実態統計調査でも同様の水準が確認できます。
年収別手取り一覧(独身・扶養なし)
以下は独身・扶養なし・40歳未満・協会けんぽ全国平均で計算した手取りの一覧です(2026年分税制改正対応)。出典はcalclife.netです。
- 年収100万円:手取り85万円(手取り率85.0%)
- 年収150万円:手取り128万円(85.3%)
- 年収200万円:手取り165万円(82.3%)
- 年収250万円:手取り202万円(80.9%)
- 年収300万円:手取り240万円(80.0%)
- 年収400万円:手取り315万円(78.7%)
- 年収500万円:手取り387万円(77.5%)
- 年収600万円:手取り460万円(76.7%)
- 年収700万円:手取り532万円(76.0%)
- 年収800万円:手取り601万円(75.1%)
- 年収900万円:手取り668万円(74.2%)
- 年収1,000万円:手取り734万円(73.4%)
- 年収1,200万円:手取り875万円(72.9%)
- 年収1,500万円:手取り1,100万円(73.3%)
- 年収2,000万円:手取り1,450万円(72.5%)
所得税の税率と計算方法
所得税は課税所得に応じて5%〜45%の7段階の税率が適用されます。計算式は「課税所得 × 税率 - 控除額」です。例えば課税所得700万円の場合、700万円×23% - 63万6,000円 = 97万4,000円となります(復興特別所得税を除く)。
課税所得は、給与所得から所得控除を差し引いて求めます。2026年改正では基礎控除が最大104万円に引き上げられました。
- 1,000円〜194万9,000円:5%
- 195万円〜329万9,000円:10%
- 330万円〜694万9,000円:20%
- 695万円〜899万9,000円:23%
- 900万円〜1,799万9,000円:33%
- 1,800万円〜3,999万9,000円:40%
- 4,000万円以上:45%
社会保険料の負担
社会保険料は健康保険、厚生年金、雇用保険などで構成され、年収の約14〜15%が目安です。健康保険料率は協会けんぽ全国平均で10.00%(本人5.00%)、厚生年金は18.300%(本人9.150%)です。
40歳以上65歳未満は介護保険料(1.59%、本人0.795%)も加わります。雇用保険料は一般の事業で1.35%(本人0.55%)です。
年収500万円の場合、社会保険料は約72万円、年収1,000万円では約142万円になります。
年収の壁(税金・社会保険)
年収の壁とは、一定の年収を超えると税金や社会保険料の負担が発生する境界線です。主な壁は以下の通りです。
- 住民税の壁:100万円(住民税均等割が発生)
- 所得税の壁:103万円→178万円(2026年改正で引き上げ)
- 社会保険の壁:106万円(従業員51人以上の企業で社会保険加入)
- 社会保険の壁:130万円(扶養から外れる)
- 配偶者特別控除の壁:150万〜201万円
- 高額所得者の壁:1,195万円(配偶者控除・配偶者特別控除が適用不可)
ふるさと納税の控除上限額の目安
年収別にふるさと納税の控除上限額の目安を紹介します(独身・共働きの場合)。出典はcalclife.netです。
- 年収300万円:約2.8万円
- 年収400万円:約4.2万円
- 年収500万円:約6.1万円
- 年収600万円:約7.7万円
- 年収700万円:約10.8万円
- 年収800万円:約12.9万円
- 年収1,000万円:約17.6万円
- 年収1,200万円:約24.7万円
- 年収1,500万円:約38.9万円
- 年収2,000万円:約56.4万円
この記事のポイント
- 年収が上がるほど所得税・住民税の税率が高くなり、手取り率は低下する。
- 2026年改正で所得税の壁が178万円に引き上げられ、基礎控除も最大104万円に。
- 社会保険料は年収の約14〜15%で、40歳以上は介護保険料も加わる。
- 年収の壁を超えると手取りが減る場合があるため、働き方の調整が必要。
- ふるさと納税の控除上限額は年収と家族構成によって変わる。