平均年収ランキング2025|男女・学歴・産業別の年収目安
平均年収ランキングの前提:2025年の賃金統計
平均年収ランキングを読むときの土台になるのが、厚生労働省の「令和7(2025)年賃金構造基本統計調査」です。一般労働者(短時間労働者以外の常用労働者)の2025年6月分の所定内給与額は、男女計で340,600円(前年比3.1%増)、男性373,400円(同2.8%増)、女性285,900円(同3.9%増)と公表されています(mhlw.go.jp)。
月額の所定内給与に年間賞与等を加えた年収ベースの目安は、男女計でおおむね450万〜530万円程度、中央値前後で見れば約490万円前後と整理できます。あくまで統計からの概算であり、勤続年数・職種・企業規模で大きく振れる点に注意してください。
なお今回の数値は速報段階を含む一次集計で、今後公表される概況(二次集計)と異なる可能性があります(mhlw.go.jp)。
- 男女計:月額340.6千円/年収目安 約450万〜530万円
- 男性:月額373.4千円/年収目安 約500万〜580万円
- 女性:月額285.9千円/年収目安 約380万〜440万円
- 短時間労働者の1時間当たり賃金:1,518円(前年比2.8%増)
男女別の平均年収ランキング|男性が約540万円、女性が約410万円
性別で見ると、男性が女性を上回る構造が続いています。男性の所定内給与373,400円は年収換算で約540万円前後、女性の285,900円は約410万円前後が目安です。
男女間賃金格差(男性=100)は76.6となり、比較可能な1976年以降で最も格差が縮小しました(mhlw.go.jp)。ただし格差が残る背景には、勤続年数の差(男性14.2年・女性10.4年)や管理職比率などが影響しているとみられ、単純な「同じ仕事での差」と読み替えないよう注意が必要です。
- 男性の平均勤続年数14.2年、女性は10.4年
- 男女間賃金格差は76.6(前年差0.8ポイント上昇)
- 女性の伸び率(3.9%増)が男性(2.8%増)を上回る
学歴別の平均年収ランキング|高校卒 約420万円、大学卒 約570万円
学歴別では、高校卒の所定内給与が297,200円(前年比2.9%増)で年収目安は約420万円前後、大学卒が396,300円(同2.7%増)で約570万円前後です。差はおおむね年収で100万〜150万円程度になります。
同じ学歴でも勤続年数によって水準は変わります。勤続0年では学歴計274.5千円、勤続30年以上では444.2千円と、経験を積むほど上昇する傾向が確認できます(mhlw.go.jp)。
- 高校卒:年収目安 約390万〜450万円
- 大学卒:年収目安 約520万〜610万円
- 勤続年数が長いほど賃金は上昇し、30年以上では月額444.2千円
産業別の平均年収ランキング|上位はインフラ・専門サービス・金融
産業別の水準差は大きく、上位には電気・ガス・熱供給・水道、学術研究・専門・技術サービス、金融・保険が並びます。月額所定内給与はそれぞれ444,000円・440,300円・437,000円で、年収目安はおおむね600万〜650万円帯です。
一方、製造業は月額330,000円前後で年収目安は約450万〜500万円、卸売・小売や宿泊・飲食などはさらに低い水準となりやすく、同じ「正社員」でも産業による差が年収100万円以上に広がる場合があります。
情報通信業は月額406,000円前後で年収目安 約550万〜620万円ですが、職種・スキルによる社内格差が特に大きい業界です。平均値だけで判断せず、職種別のデータも併せて確認しましょう。
- 電気・ガス・熱供給・水道:年収目安 約600万〜680万円
- 学術研究・専門・技術サービス:約590万〜670万円
- 金融・保険:約580万〜670万円
- 情報通信:約550万〜620万円
- 製造業:約430万〜510万円
年齢別・地域別に見る年収の目安
年齢階級別では、20〜24歳が242.8千円で年収目安 約310万〜350万円、30〜34歳が312.3千円で約400万〜460万円、40〜44歳が364.3千円で約480万〜540万円、50〜54歳が388.8千円で約520万〜580万円、55〜59歳が396.2千円で約530万〜590万円という整理になります(mhlw.go.jp)。
60〜64歳は329.3千円と再び下がるため、年収のピークは50代後半に置かれやすい構造です。また都道府県別の集計も公表されており、地域による差を確認できます(e-stat.go.jp)。具体的な都道府県ランキングは本統計の都道府県別表で確認してください。
- 20代前半:約310万〜350万円
- 30代前半:約400万〜460万円
- 40代前半:約480万〜540万円
- 50代後半がピークで約530万〜590万円
- 60代前半は約400万〜470万円まで下がる
平均年収ランキングを見るときの注意点
平均年収は「平均値」であり、一部の高所得層に引っ張られて中央値より高く出ることがあります。自分と条件が近い区分(年齢・学歴・産業・企業規模・勤続年数)で確認することが重要です。
また本記事の年収は所定内給与を基にした概算で、残業代・交通費・社会保険料・税金は含みません。手取り額は額面より2〜3割程度少なくなるのが一般的です。
統計の数値は速報であり、今後の二次集計で更新される可能性があります。転職や昇給の判断では、複数年の推移と併せて確認してください。
- 平均値と中央値は異なる
- 額面年収と手取り年収は別物
- 企業規模(10人未満など)や雇用形態で条件が変わる
- 速報値は後日修正される可能性がある
この記事のポイント
- 2025年の一般労働者は男女計で月額340.6千円、年収目安は約450万〜530万円
- 男性 約500万〜580万円、女性 約380万〜440万円で、格差は76.6と過去最小
- 学歴別は高校卒 約390万〜450万円、大学卒 約520万〜610万円
- 産業別の上位は電気・ガス・水道、学術研究・専門サービス、金融・保険で600万円超も
- 年収のピークは50代後半、60代前半で下落するカーブを描く
- 数値は概算であり、手取り・企業規模・職種で実際の年収は変動する