富士通の初任給はいくら?年収・手取りの目安を解説
富士通の初任給|2024年度実績と2026年度の予定
富士通の初任給は、公式採用情報やマイナビ2026などの採用媒体で公開されています。2024年度入社の実績では、大学(学部)卒で月給264,000円、修士課程修了で月給284,000円、博士号取得で月給327,000円以上(博士号未取得は315,000円以上)、高専卒で229,000円とされていました。
2026年度入社からは学歴別の一律初任給を見直し、ジョブ型の処遇へ移行しています。公式募集要項ベースでは「高度な業務遂行者」が月額315,000円、「育成期間が必要な方」が月額294,000円(いずれも2026年4月時点の予定・諸手当除く)とされています。応募する職種・ジョブレベルによって提示額が変わる点が、従来の学歴別初任給との大きな違いです。
- 大学(学部)卒:月給264,000円(2024年度実績)
- 修士課程修了:月給284,000円(2024年度実績)
- 博士号取得:月給327,000円以上/博士号未取得:315,000円以上(2024年度実績)
- 高専卒:月給229,000円(2024年度実績)
- 2026年度予定:高度な業務遂行者 月額315,000円/育成期間が必要な方 月額294,000円(諸手当除く)
初任給から見た新卒1年目の想定年収と手取り
初任給はあくまで基本給であり、実際の年収はこれに年2回の賞与と残業代・各種手当が加わって構成されます。複数の転職・就活メディアの試算では、学部卒の新卒1年目の想定年収は約400万〜450万円、修士卒・専門職では約420万〜470万円程度が見込まれるとされています。
手取りは社会保険料や税金、居住地、扶養の有無で変わるため一概には言えませんが、一般的には額面のおよそ75〜85%が目安です。月給315,000円クラス(額面年収378万円相当)の場合、ある媒体の試算では手取り年約312万円・月約26万円という数字も示されています。ただしこれは独身・一般的な条件での概算であり、実際の金額は人によって異なります。
- 学部卒・新卒1年目の想定年収:約400万〜450万円(賞与・残業代込みの試算)
- 修士卒・専門職の想定年収:約420万〜470万円(同)
- 手取りの目安:額面のおおむね75〜85%
- 独身寮や家賃補助などの福利厚生により、実質的な負担が軽くなる場合がある
富士通の平均年収と年代別・役職別の目安
富士通の平均年収は有価証券報告書で開示されています。2025年3月期は約929万円(平均年齢43.1歳)、2024年3月期は約965万円(同43.6歳)でした。年度によって上下はあるものの、2020年3月期の803万円から2024年3月期の965万円へと、直近5年では上昇トレンドが続いています。
年代別では、25〜29歳が約636万円、30〜34歳が約751万円、35〜39歳が約846万円、40歳代以降は900万〜1,100万円台といった水準が紹介されています。2022年以降はジョブ型人材マネジメントが一般社員にも拡大し、Fujitsu Level(ジョブグレード)ごとに年収が規定される仕組みです。役職・グレード別のイメージは、トレーニー相当で400万〜500万円、G3相当で600万〜650万円、SP相当で900万〜950万円、マネージャーで1,000万〜1,100万円程度とされています。
なお、社員クチコミベースの平均は約733万円と有報値より低く出ることもあります。これは回答者の年齢構成が若いことや、富士通Japanなど別法人の数字が混在していることが主因と考えられます。
- 有価証券報告書ベース:2025年3月期 約929万円/2024年3月期 約965万円(単体)
- 年代別の目安:25〜29歳 約636万円、30〜34歳 約751万円、35〜39歳 約846万円
- グレード別の目安:トレーニー相当 400万〜500万円、G3相当 600万〜650万円、SP相当 900万〜950万円、マネージャー 1,000万〜1,100万円
- クチコミ平均は約733万円とされるが、回答者の年齢構成や対象法人の違いに注意
全国平均・業界平均と比べると
国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」による全国の平均給与は459万円です。厚生労働省の賃金構造基本統計調査(2025年)を基にした参考値でも、大学卒の一般労働者は所定内給与396.3千円・年収換算約570万円、全体では年収換算約490万円となっています。富士通の平均年収929万円(2025年3月期)は、これらを大きく上回る水準です。
ただし、この差は平均年齢43.1歳という年齢構成や、職種・グレードの偏りも影響しています。新卒の初任給だけを見て「入社直後から高年収が保証される」と考えるのは適切ではありません。あくまで等級が上がるにつれて年収が伸びていく構造と理解しておきましょう。
- 国税庁調査の全国平均給与:459万円
- 大学卒の年収換算参考値:約570万円(所定内給与396.3千円)
- 情報通信業の年収換算参考値:約585万円(所定内給与406.0千円)
- 富士通の有報ベース平均は約929万円だが、平均年齢や職種構成の影響が大きい
初任給・年収を見るときの注意点
富士通の初任給は基本給のみの金額です。賞与・残業代・各種手当は含まれないため、実際の年収は配属先や勤務状況で変わります。また、ジョブ型への移行により、同じ学歴・同じ入社年でも提示額が異なるケースが想定されます。
有価証券報告書の平均年収は単体・全年代の平均であり、新卒や若手の年収を示すものではありません。ネット上のクチコミ年収も出典や対象法人、回答者の属性が異なるため、複数の情報を突き合わせて確認することをおすすめします。
- 初任給は基本給であり、賞与・残業代・手当は別枠
- 2026年度以降はジョブ型処遇のため、学歴別の一律初任給ではなくなる
- 有報の平均年収は全年代・単体の平均値であり、若手の実態とは異なる
- クチコミ年収は対象法人や回答者属性が不明確な場合がある
この記事のポイント
富士通の初任給は2024年度実績で学部卒264,000円、修士卒284,000円、2026年度予定では高度な業務遂行者315,000円・育成期間が必要な方294,000円(いずれも諸手当除く)です。新卒1年目の想定年収は賞与・残業代込みでおおむね400万〜470万円、手取りは額面の75〜85%が目安です。有報ベースの平均年収は2025年3月期で約929万円と高水準ですが、平均年齢43.1歳の全年代平均である点には注意が必要です。
- 2024年度初任給:学部卒264,000円/修士卒284,000円/博士号取得327,000円以上
- 2026年度予定:高度な業務遂行者315,000円/育成期間が必要な方294,000円
- 新卒1年目の想定年収:約400万〜470万円(賞与・残業代込みの試算)
- 平均年収:2025年3月期 約929万円、2024年3月期 約965万円(有価証券報告書・単体)
- 全国平均給与459万円と比較すると高いが、平均年齢やジョブ型グレードの影響が大きい