初任給ランキング2026|大卒・高卒の平均と年収目安
2026年度の初任給はどの水準か
2026年4月入社者の決定初任給は、大学卒(一律設定)で月26万5708円、大学院卒修士で28万2645円、短大卒で23万1975円、高校卒(一律)で21万7981円となりました。前年度からの上昇率は大学卒5.3%、高校卒6.3%で、高い水準の引き上げが続いています(jinjibu.jp)。
別の調査では大学卒25万880円、高校卒21万1814円と集計されており、調査主体や対象企業によって数万円の差が出ます(e-sanro.net)。いずれにしても「大卒で月25万〜27万円前後」が2026年度の中心帯とみてよいでしょう。
- 大学院卒(修士):月28万円台(年収換算で約340万〜380万円)
- 大学卒:月25万〜26.5万円(年収換算で約270万〜340万円)
- 短大・高専・専門卒:月23万円前後
- 高校卒:月20万〜21.8万円(年収換算で約250万〜290万円)
学歴別の初任給と年収目安
厚生労働省の賃金構造基本統計調査(令和7年・新規学卒者)では、大学院卒29万9000円、大学卒26万2300円、高専・短大卒23万5500円、専門学校卒23万700円、高校卒20万7300円となっています。月額×12ヶ月で単純換算すると、大学院卒で約359万円、大学卒で約315万円、高校卒で約249万円が賞与を含まない目安です。
1年目の手取りは、住民税が引かれないこともあり額面のおよそ8割(80〜85%)が目安です。大学卒で月21万〜22万円台、高校卒で月17万円前後が手取りのイメージになります。
- 大学院卒:額面 約29.9万円/手取り目安 約24.8万円
- 大学卒:額面 約26.2万円/手取り目安 約21.8万円
- 高専・短大卒:額面 約23.6万円/手取り目安 約19.5万円
- 高校卒:額面 約20.7万円/手取り目安 約17.2万円
業界別の初任給ランキング(大卒)
産業別に見ると、最も高いのは鉱業・採石業・砂利採取業で月28.8万円、最も低いのは複合サービス事業で月20.6万円と、その差は8.3万円程度あります(nenshu-chart.com)。ただし初任給の差は、業界よりも学歴と企業規模による差のほうが大きいのが実情です。
上位には鉱業、医療・福祉、運輸・郵便、情報通信、学術研究・専門・技術サービスなどが並びます。医療・福祉は資格職の影響が大きく、情報通信は職種やスキルによる社内格差も目立ちます。
- 1位 鉱業・採石業・砂利採取業:月28.8万円
- 2位 医療・福祉:月25.1万円
- 3位 運輸業・郵便業:月24.8万円
- 4位 情報通信業:月24.4万円
- 5位 学術研究・専門・技術サービス業:月24.2万円
- 下位 宿泊業・飲食サービス業、複合サービス事業:月20万〜22万円台
企業別に見る高初任給の例
各社が採用ページで公表する初任給を集計すると、月40万円を超える事例も見られます。たとえばGMOペパボ(59.3万円)、GMOインターネットグループ(59万1675円)、Rapidus(43万3400円)、シンプレクス・ホールディングス(42万5000円)、サイバーエージェント(42万円)などが高水準として挙げられます(work-strategy.com)。
一方で、こうした金額は一部の企業の公表値であり、全体的な中央値ではありません。月30万円を超える企業はまだ限定的で、多くは月22万〜27万円の範囲に収まります。
- 月50万円超:GMOペパボ、GMOインターネットグループなど
- 月40万円台:地主、Rapidus、シンプレクス、サイバーエージェントなど
- 月30万円台:日本M&Aセンター、オープンハウス、ディスコなど
- 一般的な中心帯は月22万〜27万円
初任給と「平均年収」は別物として見る
初任給は入社時点の月額(所定内給与)で、残業代や賞与を含みません。一方、有価証券報告書などで開示される平均年収は、賞与を含む全従業員平均です。出典も対象も異なるため、初任給が高い企業の平均年収が必ずしも同じ順位になるとは限りません。
参考として、厚生労働省の令和7年調査をもとにした一般労働者(男女計)の所定内給与は月34万600円で、賞与込みの年収はおおむね490万円前後が目安です。大学卒では月39万6300円・年収約570万円、高校卒では月29万7200円・年収約420万円と、入社時との差は年齢・職種・昇進によって大きく開きます。
- 初任給=入社時点の月額(賞与・残業代を含まないことが多い)
- 平均年収=全従業員の年間給与総額の平均(賞与込み)
- 比較するときは「月額か年収か」「賞与込みか」を必ず確認する
- 企業規模が大きいほど初任給の水準・上げ幅とも高い傾向
地域別の初任給の目安
地域差も存在し、関東の大卒平均が月23.6万円前後であるのに対し、中国・四国では月21.5万円前後と、2万円程度の開きが見られます。ただしリモートワークの普及により、地方在住でも都市部の企業に勤めるケースが増えており、地域だけで判断するのは難しくなっています。
- 関東:月23.6万円前後(前年比+5%台)
- 近畿:月23.0万円前後
- 中部:月22.5万円前後
- 九州・北海道東北・中国四国:月21.5万円前後
この記事のポイント
- 2026年度の大学卒初任給は月26万円台、高校卒は月21万円台が中心
- 学歴・企業規模による差が業界差より大きい
- 手取りは1年目で額面のおよそ8割が目安
- 月40万円超の高初任給企業もあるが、あくまで一部
- 初任給と平均年収は出典・対象が異なるため分けて考える