伊藤忠テクノソリューションズの年収は平均1029万円?年代別推移と手取りを解説
結論:伊藤忠テクノソリューションズの平均年収は約1,029万円
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の平均年収は、直近の有価証券報告書(2023年3月期・提出会社単体)で平均年間給与10,287,919円、つまり約1,029万円と開示されています。平均年齢は40.7歳、平均勤続年数は13.4年です。
同社の平均年収はIT・情報通信業の中でも上位に入る水準で、上場企業全体で見ても高い部類にあたるとされています。ただしこの金額は管理職を含む全従業員の平均であり、若手社員が全員この水準を受け取れるという意味ではありません。
- 平均年間給与:約1,029万円(2023年3月期・単体)
- 平均年齢:40.7歳/平均勤続年数:13.4年
- 従業員数:単体4,784人(連結は9,665人規模の開示もあり)
年収推移:ここ10年で700万円台から1,000万円台へ
公開データを並べると、同社の平均年収は2010年前後の700万円台から、2020年代に入って900万円台、直近では1,000万円台へと段階的に上昇しています。2021年3月期から2022年3月期にかけては900万円台前半、2023年3月期に約1,029万円へと大きく伸びた記録が確認できます。
出典によって年度の表記が1年ずれる場合があるため、数値を比較する際は「何年3月期の有価証券報告書か」を必ず確認してください。
- 2018年3月期:855万円前後(平均年齢40.5歳)
- 2020年3月期:897万円前後
- 2021年3月期:934万円前後
- 2022年3月期:941万円前後
- 2023年3月期:約1,029万円(平均年齢40.7歳)
年代別・等級別の年収レンジ(推定値)
有価証券報告書は全社平均しか開示しないため、年代別・等級別の金額は外部サイトによる推計値です。傾向としては、20代後半で500万〜650万円台、30代で680万〜900万円台、40代前半で950万円前後、40代後半で1,000万円を超え、50代では1,200万円前後に達するという推計が紹介されています。
等級別ではS1(1〜3年目相当)で500万〜600万円、S2で600万〜700万円、S3で750万〜900万円、S4で900万〜1,100万円、管理職相当のM5以上で1,000万〜2,000万円といったレンジが示されることがあります。いずれも推定であり、実際の支給額は役割・評価・部署で変動します。
- 25歳前後:約520万円(推定)
- 29歳前後:約650万円(推定)
- 30代:約680万〜900万円(推定)
- 40代前半:約950万〜970万円(推定)
- 50代:約1,180万〜1,240万円(推定)
業界平均・全国平均との比較
厚生労働省の賃金構造基本統計調査をもとにした参考値では、情報通信業の年収は賞与込みで約585万円、一般労働者全体では約490万円程度とされています。同社の平均年収約1,029万円はこれらを大きく上回り、業界内でも高水準といえます。
ただし平均値は40代・管理職層の影響を強く受けます。20代の実感としては500万〜650万円台が現実的な目安になり、全国平均や同年代の男性平均と比べれば高いものの、全員が1,000万円台というわけではありません。
- 情報通信業の参考年収:約585万円(2025年・賃金構造基本統計調査ベース)
- 一般労働者全体:約490万円
- 大学卒:約570万円/高校卒:約420万円(同統計ベース)
- 同社の平均は業界平均の1.7倍前後という計算になる
手取りの目安と控除の考え方
年収1,029万円の場合、社会保険料と税金を差し引いた手取りはおおむね700万〜740万円前後になるケースが多いとされます。扶養家族の有無、自治体、住民税、選択する保険料などで変動するため、あくまで概算です。
月額給与の割合を高める人事制度改定が行われているため、同じ年収でも毎月の手取り額や賞与の比重は入社時期・等級によって差が出ます。実際の額は内定通知書や給与明細で確認してください。
- 年収1,029万円の手取り目安:約700万〜740万円(扶養なし・概算)
- 手取り率の目安:70%前後
- 賞与・基準外賃金を含めた金額が「平均年間給与」として開示されている点に注意
人事制度の改定と評価のポイント
同社は2023年4月に人事制度を改定し、年収水準そのものは維持しつつ、月例給を改定前より最大で約30%引き上げたと説明しています。生活の安定感を高め、採用競争力と定着を狙った施策です。
また雇用区分にジョブ型の要素を取り入れ、役割と成果に基づく評価・処遇を徹底。スペシャリスト職の飛び級制度など、年齢や経験年数によらず実力次第で処遇が上がる仕組みを整えている点が特徴です。
- 2023年4月改定で月例給を最大約30%引き上げ(年収水準は維持)
- 役割・成果に基づく評価とジョブ型要素の導入
- スペシャリスト職の特進(飛び級)制度を新設
- 女性管理職比率は5.9%、男性育児休業取得率65%、男女賃金差異は全労働者78.3%(有報より)
調べる際の注意点
同社の年収情報は「有価証券報告書の単体平均年間給与」と「外部サイトの推計・口コミ」が混在しています。年度表記も出典ごとにずれるため、複数サイトの数値を単純比較すると誤解が生じます。
また平均年収はあくまで平均であり、特定の個人の年収を保証するものではありません。等級・職種・勤務地・評価によって実際の受給額は大きく変わります。
- 有報の平均年間給与は単体の数値で、連結従業員数とは範囲が異なる
- 年代別・等級別は推計値であり公式開示ではない
- 情報通信業は職種・スキル差が特に大きい業界
この記事のポイント
- CTCの平均年収は2023年3月期で約1,029万円(平均年齢40.7歳・単体)
- 10年間の推移では700万円台から1,000万円台へ上昇
- 年代別では20代後半500万〜650万円、40代後半1,000万円超が推計
- 情報通信業の参考年収585万円を大きく上回る高水準
- 年収1,029万円の手取りは概算で700万〜740万円前後
- 年代別・等級別の金額は推計値であり、公式な保証ではない