ホンダの平均年収は933万円|2026年最新の有報と役職別・手取りを解説
ホンダ(本田技研工業)の平均年収は933万円
本田技研工業(証券コード7267)の平均年間給与は933万円です。2026年6月に提出された第102期(2026年3月期)有価証券報告書にもとづく提出会社単体・賞与込みの数値で、平均年齢43.9歳・平均勤続年数21.0年・単体従業員32,547名という条件での平均です(moneyzone.jp)。
同社は賞与のウエイトが大きく、年収の3割超を賞与が占めるとされています。そのため業績の良し悪しで平均年収が100万円単位で動く点には注意が必要です(business-centre.jp)。
- 平均年間給与:933万円(2026年3月期・有価証券報告書)
- 前期(2025年3月期)は896万円で、前期比+37万円
- 平均年齢43.9歳/平均勤続年数21.0年/単体従業員32,547名
- 輸送用機器80社のなかで3位(1位ispace 1,076万円、2位トヨタ自動車1,006万円)
過去5期の年収推移
直近5期の平均年間給与は増加基調にあり、2026年3月期は4期連続の増加で過去5期の最高を更新しました。ただし2022年3月期の779万円から2026年3月期の933万円まで、4年間で約155万円(約20%)上がったという振れ幅の大きさも事実です。
平均年収を「固定値」として生活設計に組み込むのは避け、業績が落ちた年に800万円前後まで下がる可能性も含めて考えるのが実務的といえます。
- 第98期(2022年3月期):779万円(前期比−20万円)
- 第99期(2023年3月期):822万円(+43万円)
- 第100期(2024年3月期):831万円(+9万円)
- 第101期(2025年3月期):896万円(+65万円)
- 第102期(2026年3月期):933万円(+37万円)
日本全体や同業他社との比較
厚生労働省の令和7年(2025年)賃金構造基本統計調査によると、一般労働者(男女計)の所定内給与は月額340,600円で、賞与込みの年収に換算するとおよそ490万円が目安です。ホンダの933万円はこの約1.9倍にあたります。
同じ輸送用機器の平均は693万円、全上場企業の平均は695万円とされ、ホンダは業種平均を240万円ほど上回る水準です。なお日本経済新聞の会社情報では2025年3月期時点の数値として896万円が掲載されており、これは有報の前期値と一致します(nikkei.com)。
- ホンダ:933万円(2026年3月期)
- 全上場企業平均:695万円/輸送用機器80社平均:693万円
- 一般労働者(男女計)の年収目安:約490万円(厚労省・2025年)
- 国内平均との比較では約1.9倍の水準
役職・グレード別の年収レンジ(参考値)
役職別の金額は会社が公式に開示したものではなく、口コミや推計を含む参考値です。等級制度や評価によって個人差が大きく、同じ役職でも数百円単位ではなく数百万円単位の幅が出ます。
一般的には30代前半で主任・チーフ、30代後半から40代で係長・課長といった到達イメージが示されることが多く、有報の平均年齢43.9歳という数字とも整合します。
- 一般社員(メンバー):平均550〜700万円/レンジ400〜800万円(22〜30歳目安)
- 主任・チーフ:平均750〜850万円/レンジ650〜950万円(28〜35歳目安)
- 係長:平均約965万円/レンジ850〜1,100万円(32〜42歳目安)
- 課長:平均約1,261万円/レンジ1,100〜1,450万円(38〜48歳目安)
- 部長:平均約1,521万円/レンジ1,300〜1,800万円(45〜55歳目安)
職種別の年収(口コミベース)
職種別の数値は口コミ集計であり、回答者の平均年齢が30代半ばに偏るため、いずれも有報の全社平均933万円より低く出ています。傾向として、プロジェクト管理や企画、SDV・ソフトウェア領域が高め、営業・製造技術がやや低めという構図です(business-centre.jp)。
SDV(ソフトウェア定義車両)化の推進により、ITエンジニアやソフトウェア職の需要は増えており、事業会社のなかでは上位帯の水準とされています。
- PM・ディレクション:約857万円
- 企画・マーケティング:約803万円
- ITエンジニア・SDV:約792万円
- 研究開発職:約782万円
- コーポレート・管理:約777万円
- 営業職:約693万円
- 技術職(製造・設計):約690万円
手取りの目安
年収933万円の場合、所得税・住民税・社会保険料を差し引いた手取りはおおむね600〜660万円前後が目安とされます。独身・扶養なしの前提で約7割、家族構成や各種控除、自治体税率によって前後します。
手取り額はあくまで概算です。正確な金額は勤務地の住民税や扶養状況、ふるさと納税などの控除で変わるため、自分の条件で試算することをおすすめします。
- 年収933万円の手取り目安:約600〜660万円
- 社会保険料・税金の負担はおおむね3割前後
- 控除や家族構成で数十万円単位の差が出る
初任給と若手の年収
日本経済新聞の会社情報では、ホンダの初任給は262,300円とされています(nikkei.com)。これは調査時点の金額であり、採用区分や職種、年度によって変動します。
有報の平均年収は平均年齢43.9歳・勤続21.0年の社員を含む全体平均なので、20代の実際の年収はこれよりかなり低い水準からスタートします。新卒入社後の年収は400万円台前半から始まり、昇格・昇給と賞与で上がっていくイメージが現実的です。
- 初任給:262,300円(日経会社情報の調査値)
- 平均年収はあくまで全社・全年齢の平均値
- 若手の年収は400万円台前半からのスタートが目安
有報の平均年収と口コミ年収が大きく違う理由
ホンダの有報の平均年収が933万円である一方、口コミサイトの平均は700〜750万円前後とされ、200万円前後の差があります。これは口コミ投稿者が20〜30代や転職検討層に偏りやすく、有報の平均年齢43.9歳より若い層の回答が中心になるためです。
また有報は提出会社単体の正社員32,547名の平均であり、グループ会社や派遣・契約社員は含みません。母集団が異なる数字をそのまま比べると判断を誤るため、自分の年代・職種に近いデータを選んで参照することが大切です。
- 有報:932.6〜933万円(単体正社員・平均43.9歳)
- 口コミ平均:700〜750万円前後(20〜30代に偏る)
- 中央値の推計:700〜830万円程度(平均の0.92〜0.95倍が目安)
- 母集団の違いを理解したうえで比較する
転職・年収アップを考えるときの視点
ホンダは輸送用機器のなかでも上位の賃金水準ですが、年収は業績と賞与に連動します。転職を検討する場合は、提示される基本給と賞与体系、等級の入り口を確認することが重要です。
面接では、前職の年収をそのまま基準にするのではなく、応募職種のグレードと想定年収レンジをすり合わせておくとミスマッチを防げます。同業他社や异なる業種の水準もあわせて確認しておくと判断材料が増えます。
- 基本給と賞与の比率、賞与の算定方法を確認する
- 入社時の等級と想定年収レンジを面接で確認する
- 同業他社(トヨタ・日産・スズキなど)の水準も比較する
- 年収は業績連動で振れる前提で生活設計を考える
この記事のポイント
- ホンダの平均年収は933万円(2026年3月期・有価証券報告書)
- 前期896万円から+37万円で4期連続増加、過去5期で最高
- 平均年齢43.9歳・勤続21.0年・単体従業員32,547名が母集団
- 輸送用機器80社中3位、業種平均693万円を大きく上回る
- 手取りは約600〜660万円が目安(条件により変動)
- 役職別・職種別の金額は口コミを含む参考値で、個人差が大きい
- 賞与比率が高く、業績次第で平均年収が100万円単位で振れる点に注意