ベネッセの年収はいくら?平均934万円の内訳と役職別レンジ
ベネッセの平均年収は約934万円(旧HD単体・2024年3月期)
ベネッセの平均年収としてよく引用されるのは、旧ベネッセホールディングスの有価証券報告書に基づく約934万円(2024年3月期・平均年齢45.6歳・平均勤続15.0年)です。ただしこれは持株会社の単体従業員68人を対象とした数値で、教育・介護などの事業会社で働く人の実態より高めに出やすい点に注意が必要です。
過去4年間の推移を見ると、2020年3月期940万円、2021年3月期934万円、2022年3月期967万円、2023年3月期941万円と、おおむね900万円台で推移してきました。ベネッセHDは2024年5月に上場廃止となり、有価証券報告書による公式の平均年収公表は2024年3月期が最後となっています。
- 2024年3月期(旧HD単体):約934万円/平均年齢45.6歳
- 2023年3月期:941万円/平均年齢46.3歳
- 2022年3月期:967万円/平均年齢45.0歳
- 2021年3月期:934万円/平均年齢43.1歳
- 2020年3月期:940万円/平均年齢43.3歳
公式値とクチコミ値は別物|約934万円と約704万円
有報の約934万円は持株会社の社員中心の数値である一方、実際に働く現場に近いクチコミベースの平均は約704万円(OpenWork・回答635名、年収範囲350万〜1,400万円)とされています。出所と平均年齢をセットで見ることが重要で、低い方をそのまま悲観する必要はありません。
参考として、国税庁の民間給与実態統計調査(2023年)では給与所得者1人あたりの平均給与は459.5万円、ベネッセが分類される「サービス業」の平均給与は377.8万円です。ベネッセの水準は教育業界の中では高い部類に入ります。
- 公式(旧HD単体・有報):約934万円(平均年齢45.6歳)
- クチコミ(OpenWork):約704万円(回答635名)
- 国税庁・全体平均:459.5万円/サービス業平均:377.8万円
初任給とモデル年収|1年目約473万円・3年目約632万円
ベネッセの総合職の新卒初任給は、基本給215,000円(所定労働時間7時間)+各種手当です。所定労働7時間が前提のため、8時間換算では見かけより高い水準になります。
同社が公表するモデル年収は2024年度実績で1年目約4,734,672円、3年目約6,318,108円です。若手の年収の透明性が高い点は大手の中でも特徴的といえます。
- 初任給:基本給 月215,000円(学歴差なし・所定7時間)+諸手当
- モデル年収1年目:約473万円
- モデル年収3年目:約632万円
- 賃貸住宅手当:1〜2年目最大月28,000円・3年目18,000円(公式募集要項)
役職(グレード)別の年収レンジ
ベネッセはマネジメント職を含む7段階のグレード制を採用し、各グレードに給与レンジが定められています。賞与は夏冬の年2回支給で、月給3カ月分が目安、年収に占める賞与割合は約2割とされています。
以下は公開情報・クチコミをもとにした目安で、評価や業績により変動します。G5の課長クラス以上では年収1,000万円超となるケースもあるとされます。
- G1(新入社員)・G2(メンバー):400〜600万円
- G3(主任クラス):600〜800万円
- G4(係長クラス):800〜900万円
- G5(課長クラス):900〜1,000万円
- G6(部長クラス):1,000〜1,200万円
- G7(本部長クラス):1,200万円以上
年代別・職種別の年収イメージ
年代別では、25歳450〜500万円、30歳700〜750万円、35歳850〜900万円、40歳900〜1,000万円以上、45歳1,100万円以上、50歳1,200万円以上という目安が紹介されています(媒体推計・クチコミベースで非公式)。
職種別では、マーケティング748万円、開発737万円、企画730万円などが高め、エンジニア631万円、IT660万円、営業661万円などが相対的に低めというデータがあります(OpenWork)。職種別の公式平均は公表されていません。
- 25歳:450〜500万円/30歳:700〜750万円/35歳:850〜900万円
- 40歳:900〜1,000万円以上/45歳:1,100万円以上(評価次第)
- 職種別:マーケティング748万円・開発737万円・企画730万円
- 職種別:営業661万円・エンジニア631万円・IT660万円
手取りの目安|額面941万円で手取り約683万円
平均年収941万円・46歳の場合、税金と社会保険料を差し引いた手取り年収は約683万2,566円、手取り月給は約56万9,380円という試算があります。額面と手取りでは200万円以上差が出る点は押さえておきたいところです。
実際の手取りは扶養家族の有無、住民税の自治体差、介護保険の有無などで変動します。あくまで一例として参考にしてください。
- 額面年収:9,410,000円(月収換算 約784,166円)
- 手取り年収:約6,832,566円(月収換算 約569,380円)
- 控除の内訳例:所得税68.5万円・住民税57.6万円・厚生年金71.4万円など
同業他社との年収比較
教育・人材関連の大手と比較すると、リクルートホールディングス1,145万円(平均40.5歳)、学研ホールディングス956万円(平均50.6歳)、ナガセ861万円(平均38.3歳)という水準です。ベネッセの941万円は平均年齢の高さもあり、同業の中では上位に入ります。
ただし平均年収は年齢構成や従業員規模の影響を強く受けます。単純な比較ではなく、平均年齢とセットで見るようにしましょう。
- リクルートホールディングス:1,145万円(平均40.5歳)
- 学研ホールディングス:956万円(平均50.6歳)
- ベネッセコーポレーション:941万円(平均46.3歳)
- ナガセ:861万円(平均38.3歳)
年収を調べるときの注意点
ベネッセの年収情報は、有価証券報告書・公式採用ページ・クチコミで数値が大きく異なります。特に有報の約934万円は持株会社単体(従業員68人)の数値であり、事業会社で働く人の実感とは乖離しやすい点を理解しておく必要があります。
また、2024年5月の上場廃止以降は有報による平均年収の更新が行われていません。最新情報は公式採用ページや転職サイトのクチコミを併用して確認するのが現実的です。
- 有報の数値は持株会社単体で高めに出やすい
- 上場廃止以降、公式の平均年収更新は停止
- 役職別・年代別の数値はクチコミ・媒体推計が中心
- 手取りは扶養・自治体・年齢で変動する
この記事のポイント
- 旧ベネッセHDの有報ベース平均年収は約934万円(2024年3月期・平均45.6歳)
- 持株会社単体68人の数値で、現場に近いクチコミ平均は約704万円
- 公式モデル年収は1年目約473万円・3年目約632万円
- グレード別ではG1・G2が400〜600万円、G5以上で900万円超のレンジ
- 額面941万円の手取りは約683万円(月約57万円)という試算
- 上場廃止以降は公式の平均年収更新が止まっている点に注意