ゴールドマン・サックスの年収はいくら?平均・役職別レンジを解説
ゴールドマン・サックスの年収の全体像
ゴールドマン・サックス証券の日本法人における平均年収は約1,800万円と紹介されることが多く、国内の大手証券会社と比べても突出した水準です。新卒アナリストでも年収900万円前後からスタートし、30代で2,000万円を超えるケースもあるとされます。
ただし、これは外資系金融機関の報酬体系を前提とした参考値であり、実際の年収は役職・部門・個人の評価によって大きく変動します。公式に確定した平均値として保証された数字ではない点には注意が必要です。
- 平均年収の目安:約1,800万円(日本法人・参考値)
- 新卒アナリスト:850万〜1,000万円程度
- アソシエイト(20代後半):1,100万〜1,600万円程度
- VP(30代前半〜中盤):1,500万〜2,500万円程度
- MD・パートナー:3,000万〜1億円超のレンジも
役職別の年収レンジ
外資系金融は年俸制と業績賞与の組み合わせが基本で、役職が上がるほど賞与の比重が大きくなります。役職ごとの年収レンジはおおむね次のように整理されています。
同じ役職でも部門や在籍年数、評価によって差が生じるため、あくまで目安として捉えるのが現実的です。
- アナリスト:1,000万〜1,400万円程度
- アソシエイト:1,500万〜2,000万円程度
- バイスプレジデント(VP):2,000万〜3,000万円程度
- マネージングディレクター(MD):4,000万〜7,000万円程度
- パートナー・執行役員:8,000万円以上とする情報も
- 社長など日本法人トップ:非公開・数億円規模との見方も
部門・職種による年収差
投資銀行部門やアセットマネジメント部門では、ディール成約や運用成果に連動したインセンティブが大きく、年収が跳ね上がりやすい傾向があります。一方、エンジニアやオペレーション、バックオフィスは基本給中心の構成になりやすく、フロント部門ほどの振れ幅は出にくいとされます。
同じ社内でも職種によって報酬カーブが異なるため、「ゴールドマン・サックス=全員が高年収」と単純化できない点は押さえておきたいところです。
- フロント(IB・セールス・トレーディング):賞与の比重が大きい
- アセットマネジメント:運用成果・担当案件で変動
- エンジニア・オペレーション:基本給中心、水準は依然高め
- バックオフィス:部門内でも役職次第で差が大きい
報酬制度の特徴
給与体系は年俸制が基本で、基本給に業績賞与を上乗せする形が一般的です。成果主義が徹底されており、部署ごとにボーナスの配分原資が異なる点が特徴とされています。
VP以上の役職では、年俸の2倍以上の賞与が支給されるケースもあるとされ、ストックオプションや特別報酬が設定される職種もあります。
- 基本給+業績賞与の二本立て
- 部署ごとに賞与配分が異なる成果主義
- 年次評価・上司評価が賞与額を大きく左右
- 一部職種ではストックオプションや特別報酬も
日本全体の平均年収と比べると
厚生労働省の令和7年(2025年)賃金構造基本統計調査によると、一般労働者(男女計)の所定内給与は月340.6千円で、年収換算では約490万円が一つの目安になります。男性は月373.4千円(年収約540万円)、女性は月285.9千円(年収約410万円)です。
産業別では金融・保険が月437.0千円(年収約630万円)と高水準ですが、それでもゴールドマン・サックスの参考値である約1,800万円とは大きな開きがあります。外資系金融の報酬が国内平均からどれだけ離れているかが分かります。
- 一般労働者・男女計:月340.6千円/年収約490万円
- 男性:月373.4千円/年収約540万円
- 女性:月285.9千円/年収約410万円(男女間格差76.6)
- 金融・保険:月437.0千円/年収約630万円
- 大学卒:月396.3千円/年収約570万円
手取りの目安と考え方
年収が高くなるほど所得税・住民税・社会保険料の負担率も上がるため、手取りは額面の6〜7割程度に収まるのが一般的です。年収1,800万円の場合、手取りはおおむね1,100万〜1,300万円前後が目安になりますが、家族構成や控除、賞与の支給時期によって変わります。
正確な手取りは個別の条件で決まるため、実際の金額は源泉徴収票や給与明細で確認するのが確実です。
- 額面の6〜7割が手取りの目安
- 年収1,800万円なら手取り1,100万〜1,300万円前後が一例
- 社会保険料・所得税・住民税で負担率は上昇
- 家族構成・控除・賞与で実際の手取りは変動
注意しておきたいポイント
外資系金融の年収情報は、有価証券報告書の平均年間給与や転職メディアの推計などが混在しており、対象となる従業員範囲や集計方法が異なります。そのため、複数の情報を並べても単純比較はできません。
また、年俸制・成果主義のもとでは業績悪化時に賞与が大きく減る可能性もあり、毎年同じ水準が保証されるものではありません。
- 平均年収は対象範囲の異なる推計値が混在
- 賞与は業績・評価で大きく変動する
- 部門・役職・勤務地で実態は大きく異なる
- 公式な確定値ではない情報も含まれる
この記事のポイント
ゴールドマン・サックスの年収は、日本法人の平均で約1,800万円という参考値が広く紹介されています。役職別ではアナリスト1,000万〜1,400万円、VP2,000万〜3,000万円、MD4,000万〜7,000万円程度が目安です。
一方、日本の一般労働者の年収は約490万円、金融・保険でも約630万円程度にとどまり、外資系金融との差は非常に大きい水準です。ただし年収は役職・部門・評価で変動し、確定値ではない点に注意が必要です。
- 平均年収の参考値は約1,800万円
- 役職が上がるほど賞与の比重が大きい
- 日本全体の平均は約490万円、金融・保険で約630万円
- 手取りは額面の6〜7割が目安
- 数値は推計・参考値であり保証されたものではない