コマツの年収は859万円|等級別・手取り・推移を解説

キーワード: コマツ 年収

コマツの平均年収は859万円(2025年3月期・有価証券報告書)

コマツ(小松製作所)の2025年3月期の有価証券報告書における平均年収は859万円です。前年(2024年3月期)の830万円から29万円(+3.5%)上昇し、4年間の累計では140万円の増加となりました。

有報の平均年収は、平均年齢41.5歳・平均勤続16.9年という構成の単体従業員を対象とした数字です。日本の平均給与(国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」478万円)と比べると約1.8倍の水準にあたります。

  • 平均年収:859万円(2025年3月期)
  • 前年比:+29万円(2024年3月期は830万円)
  • 平均年齢:41.5歳/平均勤続年数:16.9年
  • 離職率:1.26%(2024年度)/月間平均残業:20.9時間(2023年度)
  • 中途採用比率:約34%(2024年度)

5年間の年収推移|4年間で140万円上昇した背景

コマツの平均年収は2021年3月期の719万円から2025年3月期の859万円へと、4年間で140万円上昇しています。単純な定期昇給の範囲を超える上げ幅で、業績拡大と人材獲得競争が重なった結果と見られます。

背景としては、鉱山機械を中心とした世界的な資源開発需要の高まり、海外売上比率の高さによる円安効果、グローバルな人材獲得競争への対応としての賃上げなどが挙げられています。

  • 2021年3月期:719万円(コロナ禍からの回復期)
  • 2022年3月期:747万円(+28万円)
  • 2023年3月期:780万円(+33万円)
  • 2024年3月期:830万円(+50万円)
  • 2025年3月期:859万円(+29万円)

年齢調整で見るコマツの実力値と同業比較

平均年収は平均年齢の違いで見え方が変わるため、平均年齢を42歳にそろえて比較する考え方があります。コマツは平均年齢41.5歳とやや若いため、42歳補正をかけると約872万円とわずかに上がります。

建設機械業界では、額面ではクボタ(861万円)がコマツ(859万円)をわずかに上回っています。さらにクボタの平均年齢は39.9歳と若いため、年齢をそろえた比較ではクボタがより高い水準に位置します。

  • クボタ:861万円(平均39.9歳/42歳補正 約914万円)
  • コマツ:859万円(平均41.5歳/42歳補正 約872万円)
  • IHI:813万円(平均41.1歳/42歳補正 約836万円)
  • 川崎重工業:793万円(平均41.5歳/42歳補正 約806万円)
  • 日立建機:774万円

等級・役職別の年収レンジ|入社から部長まで

コマツの総合職は「G1〜G4」から副主事、課長、部長へと続く等級制度を採用しています。主任クラスまでは年功的な昇進が中心で、課長以降は評価・実績重視に切り替わるとされています。

なお、等級別の年収レンジは有価証券報告書には開示されておらず、口コミや転職エージェントの公開情報をもとにした推計値です。実際の金額は部署・勤務地・評価によって変動します。

  • G1〜G2(入社〜3年目):400〜550万円
  • G3〜G4(3〜10年目):550〜800万円
  • 副主事(11〜15年目):800〜1,000万円
  • 課長クラス(15年目以降):1,000〜1,400万円
  • 部長クラス:1,400万円以上(到達は選抜制)

年代別の年収目安|20代から50代まで

年代別の年収は、有報の平均値ではなく口コミ・推計ベースのレンジで見ると実態に近づきます。20代前半は400万円台から始まり、30代で650〜820万円、40代以降は管理職層を含むことで1,000万円を超えるケースも出てきます。

あくまで目安のレンジであり、同じ年代でも等級や評価によって差が大きい点には注意が必要です。

  • 22〜25歳:420〜520万円(G1〜G2)
  • 26〜30歳:520〜680万円(G3〜G4)
  • 31〜35歳:650〜820万円(G4〜副主事候補)
  • 36〜40歳:800〜1,000万円(副主事〜課長候補)
  • 41〜45歳:900〜1,200万円(課長クラス中心)
  • 46〜50歳:1,000〜1,400万円(課長〜部長クラス)

手取りはいくら?859万円の場合の試算

平均年収859万円の場合、社会保険料・所得税・住民税を差し引いた手取りは年間で約625万円、月額で約52万円が目安となります。手取り率はおよそ73%です。

これは単身・扶養なし・東京都在住を想定した概算です。扶養家族の有無や各種控除、居住地によって金額は変動します。

  • 額面年収:8,590,000円
  • 社会保険料:約▲1,250,000円
  • 所得税・復興特別所得税:約▲570,000円
  • 住民税:約▲500,000円
  • 年間手取り:約625万円/月額手取り:約52万円

初任給と新卒年収の目安

新卒の初任給は大学卒で月給287,300円、大学院修士修了で月給307,300円とされています。賞与を含めた年収換算では、大学卒で約440〜470万円、修士修了で約470〜500万円が目安です。

初任給の水準は有報の平均年収859万円と比べると低く、入社後は等級が上がるにつれて段階的に年収が伸びる構造です。

  • 大学卒:月給287,300円/年収換算 約440〜470万円
  • 大学院修士修了:月給307,300円/年収換算 約470〜500万円

中途採用・離職率・働き方の実態

コマツは中途採用にも力を入れており、2024年度の中途採用比率は約34%とされています。離職率は1.26%と低く、長期勤続を前提とした雇用の安定性がうかがえます。

残業時間は月間平均20.9時間(2023年度)で、男性育児休業取得率は43.2%(2024年度)です。福利厚生や働きやすさを重視する層にも一定の支持があると考えられます。

  • 中途採用比率:約34%(2024年度)
  • 離職率:1.26%(2024年度)
  • 月間平均残業時間:20.9時間(2023年度)
  • 男性育児休業取得率:43.2%(2024年度)

口コミ平均と有報平均の差はなぜ生じるのか

口コミサイトの平均は700〜800万円台に収まることが多く、有報の859万円と差が出ます。これは口コミ投稿が30代〜40代前半の一般職・主任クラスに偏りやすく、管理職の高収入が含まれにくいためです。

「自分と同年代の水準」を知りたい場合は口コミデータ、「会社全体の水準」を見たい場合は有報データ、という使い分けが適切です。

  • 口コミ平均:700〜800万円台(一般職・主任クラス中心)
  • 有報平均:859万円(副主事〜課長クラスを多く含む)
  • 年代別の実感値は口コミ、会社全体の水準は有報を参照

この記事のポイント

  • コマツの平均年収は859万円(2025年3月期・有報)、前年比+29万円
  • 4年間で140万円上昇しており、業績拡大と賃上げが背景
  • 42歳補正では約872万円で、クボタ(約914万円)が上回る
  • 等級別レンジはG1〜G2で400〜550万円、課長で1,000〜1,400万円が目安
  • 859万円の手取りは年間約625万円・月約52万円(概算)
  • 離職率1.26%・中途採用比率約34%で雇用は安定傾向

参考情報

← 記事一覧へ · 記事を検索 · 年収指数を見る · トピック一覧