オリックス 年収|平均1,040万円の内訳と職種別・年代別の水準

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結論:オリックスの平均年収は約1,040万円(2026年3月期)

オリックス株式会社が提出した有価証券報告書によると、2026年3月期の単体平均年間給与は1,039万6,546円(約1,040万円)でした。前期の976万円から約64万円増え、増加率は6.5%です。平均年齢は44.2歳、平均勤続年数は15.8年、単体従業員数は3,016名となっています。

なお、この1,040万円は「単体(オリックス株式会社のみ)」の数字です。連結従業員数は37,286名と単体の10倍以上にのぼり、グループ全体の水準とは一致しません。グループ企業を含めた年収を語る場合は、単体か連結かの区別が欠かせません。参考として、国税庁の民間給与実態統計調査(令和6年分)による給与所得者の平均年収は478万円とされており、単体の水準はその約2.17倍という計算になります。

  • 2026年3月期の単体平均年間給与:約1,040万円(前年比+約64万円・+6.5%)
  • 平均年齢:44.2歳/平均勤続年数:15.8年/単体従業員数:3,016名
  • 前期(2025年3月期):976万円、前々期(2024年3月期):920万円
  • 賞与など業績連動部分の比重が大きく、水準が固定されているわけではない

平均年収の推移:10期で約180万円の増加

長期の推移をみると、2017年3月期の860万円から2026年3月期の1,040万円へと、10期で約180万円上昇しています。ただし毎年右肩上がりではなく、2018年3月期・2020年3月期・2021年3月期には前期割れを起こしています。業績や賞与の変動が平均額に反映されやすい構造です。

過去数年の動きを並べると、2022年3月期885万円、2023年3月期910万円、2024年3月期920万円、2025年3月期976万円、2026年3月期1,040万円と、直近2期は増加幅が大きくなっています。

  • 2017年3月期:860万円
  • 2021年3月期:858万円(前期から減少)
  • 2023年3月期:910万円
  • 2024年3月期:920万円
  • 2025年3月期:976万円(+6.1%)
  • 2026年3月期:1,040万円(+6.5%)

手取りはいくら?額面1,040万円の目安

額面の年収1,040万円に対して、手取りはおおむね730万円前後(月あたり約61万円)という試算が紹介されています。社会保険料が約161万円、所得税と住民税の合計が約149万円という想定です。

この試算は「扶養なし・各種控除を適用する前」の標準的なモデルで、実際の手取りは扶養の有無、住宅ローン控除、iDeCoや企業型確定拠出年金の拠出額などで変わります。平均年齢が44.2歳であるため、40歳以上65歳未満が対象となる介護保険料が含まれている点も前提の一つです。あくまで目安として捉えてください。

  • 額面年収:約1,040万円
  • 社会保険料:約161万円(介護保険料を含む)
  • 所得税・住民税:約149万円
  • 手取り年収:約730万円/月あたり約61万円

年代別の年収:20代782万円〜50代1,349万円という推定

年代別の金額は有価証券報告書に直接記載があるわけではなく、各種の口コミ・推定値を集計したものです。参考値として、20代782万円、30代993万円、40代1,136万円、50代1,349万円といった数字が紹介されています。いずれも推定であり、実際の個々の年収を保証するものではありません。

一般的な国内企業の年代別平均と比べると差は大きく開きますが、これはオリックスが総合職中心の採用を行っていること、平均年齢が高めで管理職比率が高いことなどが影響していると考えられます。

  • 20代:約782万円(推定)
  • 30代:約993万円(推定)
  • 40代:約1,136万円(推定)
  • 50代:約1,349万円(推定)

職種別・コース別の年収:一般職との差が大きい

職種別に見ると、企画職が約1,024万円、管理職が約1,015万円、総合職が約888万円、営業職が約877万円、アソシエイト職が約701万円、一般職(事務職)は450〜500万円といった水準が示されています。総合職と一般職では500万円以上の差があり、募集コースの確認が重要です。

総合職には全国・グローバル型と首都圏エリア型があり、転勤範囲によっても水準が異なるとされています。応募時は「どのコースでの募集か」を必ず確認しましょう。

  • 企画職:約1,024万円(口コミベース)
  • 管理職:約1,015万円
  • 総合職:約888万円(全国グローバル型は900〜1,200万円程度の幅)
  • 営業職:約877万円
  • アソシエイト職:約701万円
  • 一般職(事務職):450〜500万円

役職別の年収:部長1,705万円・課長1,446万円という算出例

役職別では、部長職約1,705万円、課長職約1,446万円、係長職約1,145万円という算出例が紹介されています。これは有価証券報告書と厚生労働省の賃金構造基本統計調査をもとに第三者が独自算出した推定値であり、実際の等級制度や個別の処遇とは異なる可能性があります。

日本の一般企業における役職別平均と比べると大きな差がありますが、推定値である点は差し引いて見る必要があります。

  • 部長職:約1,705万円(推定)
  • 課長職:約1,446万円(推定)
  • 係長職:約1,145万円(推定)
  • いずれも公表値ではなく、外部メディアによる推計

新卒初任給の水準

新卒の初任給は、コースによって差が設けられています。全国グローバル型の修士了で月29万5,000円、四大卒で月27万円、首都圏エリア型の修士了で月28万7,000円、四大卒で月26万2,000円といった水準が示されています。

厚生労働省の賃金構造基本統計調査による新規学卒者の平均賃金は大卒で月23万7,300円、大学院卒で月27万6,000円とされており、オリックスの初任給はこれを上回る水準です。ただし推定年収は460万円前後〜400万円台前半という計算で、入社初年度から平均年収1,000万円台に到達するわけではありません。

  • 修士了(全国グローバル):月295,000円/推定年収 約460万円
  • 四大卒(全国グローバル):月270,000円/推定年収 約421万円
  • 修士了(首都圏エリア):月287,000円/推定年収 約447万円
  • 四大卒(首都圏エリア):月262,000円/推定年収 約408万円

同業・他社との比較:平均年齢を揃えると順位が変わる

金融・リース業界では、三菱HCキャピタルの平均年収が約1,029万円(平均年齢40.5歳、2025年3月期)とされています。額面ではオリックスが約11万円上回りますが、平均年齢を42歳に揃えた補正値では、オリックスが約985万円、三菱HCキャピタルが約1,067万円となり、逆転します。

つまりオリックスの1,040万円には、平均年齢44.2歳という年齢構成の高さが反映されている面があり、同一年齢で比較した賃金水準は必ずしも業界最高とは言い切れないということです。

  • 三菱HCキャピタル:約1,029万円/平均年齢40.5歳/42歳補正 約1,067万円
  • オリックス:約1,040万円/平均年齢44.2歳/42歳補正 約985万円
  • 参考:ソニー生命保険 約1,107万円(2026年3月期・事業会社)
  • 参考:持株会社は大和証券グループ本社1,626万円、東京海上HD1,536万円など(2025年3月期)

国内・上場企業の平均と比べると

帝国データバンクの調査によると、2025年度決算期の上場企業約3,700社の平均年間給与は692.6万円(中央値661.6万円)で、5年連続の増加かつ過去最高となりました。東証プライム上場企業に限ると793.2万円です。オリックスの約1,040万円はこれを大きく上回る水準ですが、これはあくまで単体従業員3,016名の平均であり、グループ全体に当てはまる数字ではありません。

業種別では金融・保険業の平均が高い傾向にあり、厚生労働省の賃金構造基本統計調査でも金融・保険は産業別で上位に入ります。オリックスの水準は、業種要因と職種構成(総合職中心)の両方の影響を受けていると考えられます。

  • 上場企業平均(2025年度決算):692.6万円/中央値661.6万円
  • 東証プライム平均:793.2万円
  • 金融・保険業の産業別平均:月43.7万円(年収換算 約630万円)
  • 国税庁調査の給与所得者平均:478万円(令和6年分)

注意点:1,040万円は「固定」ではない

オリックスの報酬は、年収の3割超が業績連動の賞与で構成されているとされ、1,040万円という水準が毎年続く保証はありません。実際に2018年3月期・2020年3月期・2021年3月期には前期を下回っています。

転職を検討する場合は、オファー面談で基本給部分と賞与見込みを分けて確認することをおすすめします。また、単体の平均額は管理職比率の高い集団の平均であるため、20代や若手の実受取額とは大きく異なる点にも留意してください。本記事の推定値・試算値は、公表資料や統計をもとにした参考情報であり、個別の雇用条件を保証するものではありません。

  • 賞与など業績連動部分の比率が高い
  • 平均額は年齢構成や役職比率の影響を受ける
  • 推定値・口コミ値は実際の個別年収と一致しない場合がある
  • 基本給と賞与見込みは分けて確認する

この記事のポイント

  • オリックスの2026年3月期・単体平均年間給与は約1,040万円(前年比+約64万円)
  • 平均年齢44.2歳・勤続15.8年・単体3,016名という前提を踏まえて読む必要がある
  • 額面1,040万円の手取りは約730万円(月約61万円)という試算
  • 職種・コースで差が大きく、一般職は450〜500万円、企画職は1,000万円超の例も
  • 平均年齢を42歳に揃えると三菱HCキャピタルが上回る試算になり、額面だけでは比較できない
  • 賞与など業績連動部分が大きく、過去には前期割れの期もある

参考情報

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